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カテゴリ:伝統芸能( 17 )
天理大学雅楽部定期演奏会 東京公演
a0017454_231449.jpg2010年2月13日 14:00 浅草公会堂「天理大学雅楽部定期演奏会 東京公演」

天理雅楽部はいつも面白い伎樂や舞楽を見せてくれるのでハズせません。今回も「夢をかなえるゾウ」に出て来る釈迦の実写が、6人も登場するような舞楽「菩薩」を見せてくれました。菩薩の被り物と背中に差した後光姿で登場すると笑いをさそいます。さらに千手観音のような、ゆるいフォーメーションも披露。眠たい、退屈と思われている雅楽も、この時ばかりは上体が起きて前のめり。これって多くの人が着ぐるみを見ると興奮するのと同じ感覚かも。

a0017454_12483421.jpgもうひとつの舞楽「貴徳」は面が面白く、まあるい魚の口をかたどった「鯉口」面をつけて舞われました。この面をつけた時は、舞人から「鯉口吐気、嘯万歳政、天下太平、世和世理」との鎮詞(抑揚のついたセリフ)が発せられます。お気づきのように漢文で、唐から伝来したものが現代にいたるまで残っているわけですね。残念ながら発音が中国語だったのか日本語だったのかは聞き取れませんでした。

伎樂や舞楽はチベット仏教のチャムの踊りに通じる寓話劇(派手でヘタウマ、色気あり)を含んでいるので、他では見られないだけに期待してしまいます。

<テーマ>
想思千八年・源氏物語Ⅸ ~手習の巻より~
<曲 目>
伎楽: 婆羅門
管絃: 双調 酒胡子、柳花苑
謡物: 催馬楽 道口
舞楽: 高麗壱超調 貴徳(鯉口)、壱超調 菩薩
  
伎樂とはなんぞや?
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by sayuren | 2010-02-13 23:14 | 伝統芸能
こうやくん 雅楽会でも営業
a0017454_21575633.jpg2009年11月4日19時 かなっくホールで行われた「第13回神奈川雅楽部演奏会」で営業をしていたこうやくん。高野山開創1200年記念大法会イメキャラです。少しもじっとしていないプロフェッショナル。9月の高野山カフェや各地イベントに忙しく活動しながら日記も書いています。せんとくんと言い関西系はゆるキャラも商売熱心ですねえ。関東も少しは見習わんと。

お寺の雅楽は衣装が茶色で地味、かつ演奏者に頭がつるりんの僧籍の人がいると言うのが、宮内庁や神社奉納の雅楽とは違うところです。いつもは楽器も衣装も極彩色で、わからなくても見たーって気になりますが、今回はいつもと違う雰囲気。ただし、お話は流石お坊さんの方がお上手。思わず聞きほれてしまいます。さかんに高野山開創1200年記念大法会の宣伝をしておりました。

<演目>
管弦: 盤色調音取、輪台、蘇幕者
舞楽: 春庭花、登殿楽

国宝の2%と大名の墓の60%が高野山にあるって知ってました?世界遺産にも登録されているし日本人なら一度見ておくべきですかねえ。

参考: 高野山真言宗 総本山金剛峯寺
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by sayuren | 2009-11-05 21:54 | 伝統芸能
文楽「テンペスト」
a0017454_19453841.jpgロンドン興行の後、8月に新橋演舞場で再演された歌舞伎の「十二夜」は、何度見ても飽きないと思う芝居(翫雀、菊五郎、亀次郎のお笑いネタ万才)だが、9月は文楽も東京でシェークスピア最後の作品「テンペスト」を上演中。文楽の新作は、以前は「シラノ・ド・ベルジュラック」や「ハムレット」があったが、現在はほとんど見ることがないので楽しみにしていた。

天変斯止嵐后晴」 9月23日まで 18:30 半蔵門 国立劇場
みどころ・インタビュー

何よりも魔法系の音楽がいい。、オープニングの嵐を表す六挺の三味線と十七弦箏の演奏。裃、袴に髪をぴったりと撫で付けた男性が正面舞台にずらっと並び、一斉に演奏する姿は圧巻。最近はイケメンも多い。和楽器でどうやって、あんな西洋風の音が出るのかと思っていたら、十七弦をハンマーで叩き雷を表現したのに加え、通常の琴より短い半琴を使って高い音を出し、幻想性をもたしているそう。特にプロスペローに仕える妖精エアリアルが登場するところはキラキラ輝くような旋律である。空を飛ぶ役柄というのも珍しいので、ふわふわと中に浮く仕草や、飛天のような人形使いはとても新鮮。そして男性とも女性ともつかない姿である。きっとこの芝居の一番人気は写真の英理彦(エアリエル)に違いない。今回は芝居に合わせて演奏方見台の仕様も全面螺鈿や金蒔絵と煌びやかだ。

つぎに良かったのは背景。南海孤島の植物が丁寧に描かれていた。田中一村の本を読んだばかりの身には嬉しく、死ぬまでに見たいと思うラフレシアまで描いてあってご満悦。ただ、ペリカンか雀の形をした妖精と泥亀丸(キャリバン)がいかにも子供向けなので、次、上演することがあったら考えて欲しい。

そして文楽でチャリ場といわれるお笑い系を盛り上げるのは、酒ばかりかっくらってる茶坊主珍才(ステファーノー)。自分の背丈半分ほどの瓢箪を持ち、酒樽と一緒に打ち上げられたのを良い事に、一日五合なら400日酒が飲めると喜ぶノーテンキ。ちなみに、この計算は防水保護付き携帯電話の電卓機能を使うという趣向。ちょっとスベリ気味。この後、キャリバンと飲めや歌えの踊りがあるのだが短い!もっと見せろと思うのは私だけ?主役の美形2人の恋愛は、もっ、どーでもいいのよね。やはりシェークスピアは笑いでしょ。

最後の阿蘇左衛門(プロスペロー)の観客への語りは原作通りの大団円。願わくばカーテンコールで、全員登場し、観客に人形方の顔も見せて欲しかった(今回人形使いは全員黒子)。ちょいと客へのサービス精神無さ過ぎ。これがあれば、見たーって気になって、気持ち良く帰れたのに。

内容は、ピーター・グリーナウエイの映画「プロスペローの本」の格調高さや、朗読で聴かせるシェークスピア劇に比べ、感じ入るところは少ないが、文楽には珍しく2時間弱とお手ごろだし、話しもわかりやすいのでTVで放送されることがあったらぜひ見て欲しい一品。

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by sayuren | 2009-09-22 20:34 | 伝統芸能
台湾の指遣い人形劇・布袋戯 デモ・レクチャー
a0017454_1194268.jpg台湾に行く度に見れなくて涙を飲んでましたが、なんと日本で見られるようです。立教大学アジア地域研究所様様です。

台湾の指遣い人形劇・布袋戯 レクチャー&デモンストレーション
講演: ロビン・ルイゼンダール氏(台湾林柳新記念偶戯博物館館長)
実演: 台原偶戯団
日時:2009年6月18日(木) 18:30~20:00 (18:00開場)
会場:立教大学池袋キャンパス太刀記念多目的ホール
※申込・参加費は不要です。 ※講演は、中国語で行います。(通訳あり)
講演内容:
レクチャー&デモンストレーション形式で実施
1) 台湾における伝統的布袋戯とは
2) 伝統と新しさの融合
3) 演目「大稻曙挙I老鼠娶新娘」(「大稻曙汲フねずみの嫁取り」)10分
4) 演目「渚T是我媽媽」(彼女は私のお母さん) 約6分

レクチャー内容
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by sayuren | 2009-06-18 13:07 | 伝統芸能
太郎君、ぎょうさん働いとる
a0017454_2233712.jpgくいだおれ太郎君、えらい働いとります。さすが大阪一の営業マンやわ。人形浄瑠璃のくいだおれ太郎は国立文楽劇場に寄贈されます。みんな見に行ったってや。朝一番には毎回「三番叟」舞っとるで。桐竹勘十郎はんに使ってもらえるなんて人形冥利につきるってもんや。

営業中 ついに切手も発売 切手

59才の半生を振り返った本も発売されます。営業中は弟の次郎が代理を務めるのでよろしくね。
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by sayuren | 2008-06-09 22:42 | 伝統芸能
明日は寄席の日
ドラマ「タイガー&ドラゴン」や映画「しゃべれども しゃべれども」でジャニオタにも人気の落語。明日寄席の日にちょっくら行ってみるのも一興です。  

毎年6月第一月曜日は「寄席の日」。今年は」6月2日(月)。都内の定席が、通常料金の半額かそれ以下になります。

鈴本演芸場………1400円
末廣亭……………1300円
浅草演芸ホール…1200円
池袋演芸場………1200円
国立演芸場………1400円(通常2000円)

昼からずっといつづけてもこの値段。昼は13時、夜の興行は18時から(末広亭は12時/17時)。好きなときに入って、出てきてもOK。

落語協会HP

火焔太鼓雑学
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by sayuren | 2008-06-01 21:56 | 伝統芸能
「天上の楽-春日大社の雅楽-」
a0017454_21424967.jpg2007年9月8日 20:30 横浜 日本丸メモリアルパーク特設会場 奈良南都楽所による 「天上の楽-春日大社の雅楽-」 写真 日経 朝日 読売

最初に、川に浮かべた龍頭船に乙姫様風衣装の女性、鷁首船に楽師を乗せて「越天楽」の管弦が演奏された後、日本丸とランドマークタワーをバックにした特設会場に移動し、舞楽「狛桙」「還城楽」が披露された。

蛇を見つけて喜ぶ胡人の踊りをかたどったと言われる「還城楽」は前から見たかった演目。今回は左舞(インド・中国・インドシナ・ベトナム方面から渡来した曲。左から登場。小道具の蛇の巻きも右舞とは違う)で衣装も赤系。管弦もインド風で、曲に合わせてうねうねと動くレーザーの蛇が日本丸の船体に投影された演出であった。舞楽はもっと滑稽なのかと思ったらそうでもなくがっかり。せっかく鼻と頬の部分が分かれて動くようになっている面なのに、面白みのないことだ。次回は、右舞を見てみたい。

舞楽はやはり自然に囲まれた神社で見るのが一番で、人工の手は加えるべきではないと思いました。管弦も鉦鼓、太鼓が道樂使用であったら行った甲斐もあったでしょうが、どうも企画先行型で雅楽の魅力が半減した感がある。

各地、特に関西地方では中秋の名月に合わせ管弦が演奏されます。さすが本場は本格的。昨日もこのくらいやってくれたら客も喜んだであろうが、しょぼかったのよねえ。
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by sayuren | 2007-08-26 22:12 | 伝統芸能
圓朝 怪談話
a0017454_21264032.jpgまったくお暑うござんすねえ。
昨年も紹介した全生庵三遊亭圓朝幽霊画コレクション。今年は黒木瞳、尾上菊之助主演で「真景累ヶ淵」が映画化されたこともあり、一気にメジャー。

今年は趣向を変えて落語ではなく、紀尾井町の福田屋さんで人間国宝、一龍斎貞水さんの講談を聞きました。瞬時に登場人物の声音を使い分ける至芸で、声だけで人物の性格やその環境まで見えてくる。終わったあとスーと涼しくなったのは、空調の温度を下げた演出のせいだったのでしょうか。

一龍斎貞水さんの「立体怪談」は9月8日に文京区シビックホールでも予定されてます。興味のあるかたは、どうぞ残暑をこれで乗り切ってくださいまし。

写真は映画のシーンでも使用されているらしい、川上冬崖作「生首を抱く幽霊」。

参考: 三遊亭圓朝 「真景累ヶ淵
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by sayuren | 2007-08-26 21:42 | 伝統芸能
秘曲「採桑老」を見る
a0017454_22492549.jpg2007年6月9日14時 東京国立劇場小ホール「雅楽「楽家」の伝承をたずねて」を鑑賞。

春は雅楽の奉納や演奏会が多く無料で見れたりするのですが、この公演は売り出しと共に完売。地方からいらした方も少なくない様子。それもそのはず今回はその舞を舞うと数年後に死ぬといわれている「採桑老」が元宮内庁樂部 東儀俊美氏(齢78)によって演じられたからです。会場には女子高生や家族連も多かったところを見ると樂家の一族の方だったのでしょうか。

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by sayuren | 2007-06-10 18:49 | 伝統芸能
四月大歌舞伎 中村隼人君
a0017454_1104750.jpg4月大歌舞伎「中村錦之助襲名公演」を見に行き、おっ、ジャニーズ顔の可愛い子がいると思ったのはいいが、口を開いたとたん、台詞は棒読み、演技は大根。今時学芸会でももっとましでは。いったい誰じゃこりゃあ。すると「萬屋!」の掛け声が。ひぇ~、歌舞伎一門ですかい?!

その人とは今回、襲名をした中村錦之助さん長男の中村隼人君。あまりの凄さにファンになりました。現在13才。顔はいいけど、こんなんで、将来大丈夫なんでしょうか。

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by sayuren | 2007-05-14 11:11 | 伝統芸能
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